浴衣の着付けは簡単？男女なら違いはある？左前はどっち？

日本の夏で代表する物に
涼しげで美しい装いと言えば浴衣ですね。

しかも、着物より
着付けも準備も簡単です。

お値段的にも浴衣はお手頃ですし、
色も柄もバリエーションが豊富です。

それでも、いざ着てみようと思った時に
これで良いの？と思うことが出てきます。

それで今回は、

浴衣の着付け前の必要な物は？
浴衣の男女の着付けの違いはあるの？
左合わせじゃダメなの？

について確認しましょう。

浴衣の着付けは簡単？【準備編】

一言でいうと、着物よりもずっと簡単です。

用意するものも少なくてすみます。

基本的に必要なもの
◯浴衣
◯帯
◯肌襦袢(または、浴衣スリップ)
◯腰紐２本
◯伊達締め１本

もう少し美しく着こなすために
◯フェイスタオル１枚
◯帯板
◯襟芯

胸(バスト)が豊かな方は
◯補正用下着(または、さらし)
があると良いでしょう。

腰ひも2本の代わりに、伸縮する着物ベルトを
伊達締めの代わりにマジックベルトにするなら
もっと着付けが簡単になり、時間短縮にもなりますよ。

浴衣の着付けは男女なら違いはあるの？

浴衣や帯の色と柄は言うまでもありませんが、
男女の浴衣にいくつか違いがあります。

中でも、帯や合わせが目立つ違いですね。

帯は結び方も違い、男性の帯より
女性のほうが大きく形を作り上げるのが特徴です。

浴衣の着付け方法も違います。

それでも、共通点もありますよ。
それは合わせの部分です。
これは、間違えるとアイタタタ～になりますので、
しっかり抑えておきましょう。

浴衣の着付けは左前じゃダメ？

洋服ですと、メンズ服とレディース服では
前の重なり方が違いますね。

でも、浴衣や着物では男性も女性も同じです。

着物の着付けの「前」という言葉には、
時間が前という意味があり、
先に着付けで体に付けて合わせた方を前と考えます。

それで、
右前、つまり右合わせで着付けをします。

もう一つの考え方は、
着物は自分から見てではなく、
相手から見たらどちらが前かで合わせを表現します。

最初の写真の女性も私達から見ると右が前ですよね。

つまり、自分と向き合った相手の視点で
右前になっていると見えるように着付けたらいいでしょう。

左合わせ(左前)ですと、死装束(しにしょうぞく)つまり、
死者の装いになるのです。

和服を着ることが少なくなってきているので、
間違えてしまいやすいんです。

本などに向かって見ながら着付け、
鏡を見ながら着付け、
一生懸命しているうちに。。。

気がついたら合わせが逆になっちゃった…
ということは誰もが一度は経験するものです。

浴衣姿で写真を撮ったり、
一緒に過ごす人の記憶の思い出にも残りますので、
気をつけておきたいポイントですね。

まとめ

浴衣は準備する物も着付けも簡単です。

男女の浴衣や帯の着付けに違いはありますが、
右前にするのは同じです。

右合わせで浴衣の美しい着こなしで
良い思い出を残しましょう。